競技クイズを解説したい #2 ですが問題編

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こんにちは!

 

ま です。

 

今回の ま解説したい では「ですが問題」について解説していきます。

 

 

 

 

まず、ですが問題って何?

 


競技クイズでは、よく「ですが問題(パラレル問題)」という問題が出されます。

 


「日本で1番高い山は富士山ですが、2番目に高い山は何でしょう?」

 

答え:北岳

 

 

こんな風に、「ですが」の前後で関連した2つの話題を載せて、最終的に2つ目の話題について答えさせる問題のことです。

 

 

 

実はこの「ですが問題」、「ですが」の前半部分だけでわかることが多いのです。

 

先ほどの問題は、「日本で1番高い山/」あたりで押すことができます

(もしかしたらもうちょっと早く押すことができるかも)

 

 

 

アクセントを聞き分けろ

 

ですが問題を早く押すコツは、「アクセントを聞き分ける」です。

 

先ほどの問題を例に考えてみましょう。

 

 

「日本で1番高い山は富士山ですが、2番目に高い山は何でしょう?」

 

もしあなたがこの問題を読むとき、どのように読むでしょうか。

 

1回読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

さて、すべて同じトーンで読みましたか?

 

どこかを強調して読んだと思います。

 

 

もし、同じトーンで読んだならば、「どこかを強調する」ことを頭に入れながらもう1度読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

 

では皆さん、1つ質問します。

 

どこを強調して読みましたか?

 

 

 

 

 

 

おそらく、このように強調して読んだと思います。

 

 

「日本で1番高い山は富士山ですが、2番目に高い山は何でしょう?」

 

 

 

 

 

 

これが、ですが問題を聞くうえで重要なポイントです。

 

 

「ですが」の前後で、強調された部分が変わる、ということです。

 

ですが問題を読む人は自然とアクセントが入ってしまいます。

 

このですが問題特有のアクセントを聞き分けることができれば、ほかの人より早くボタンを押せます。

 

このことを踏まえて、実際にこの問題が読まれていることを想定して解説していきます。

 

 

 

 

 

「問題 日本で1番高い山は富士山ですが、

 

ここまで聞いただけで、「1番」が強調されていることから「ですが」の後の文では「1番」が変わることが予想できます。

 

そして、「1番」のあとに並ばれやすいものは「2番」です。

(「10番」とかを並べる人もいるかもしれないけど、一般的には2番でOK!)

 

 

 

ということから、「ですが」の後には「日本で2番目に高い山」を問う文章が出てくるのでは…?、と予想できます。

 

こうして、ボタンを押し見事「北岳」と叫ぶことで1ポイントを獲得できます。やったね!!!!

 

 

 

 

 

 

ですが問題は発展しやすい

 

ですが問題が1つのパターンとして確立されていますが、それには理由があります(多分)。

 

ですが問題は非常に作りやすく、またいろいろなものをセットで覚えることができるので、出題者側からしても解答者側からしてもとても嬉しいものだからです。

 

 

例えば、今回の例題をこんな風に発展させることができます。

 

「日本で1番高い山は富士山ですが、2番目に高い山は何でしょう?」

日本で最も高い山は富士山ですが、世界で最も高い山は何でしょう?」→エベレスト

「日本で最も高い山は富士山ですが、最も低い山は何でしょう?」→日和山

「日本で最も高いは富士山ですが、最も高い建造物は何でしょう?」→東京スカイツリー

 

こんな風に、1つの問題を軸にしていろいろな問題を作ることができます。

まだまだ、「火星で最も高い山は何でしょう?」→オリンポス山…と発展できます。

 

 

 

 

 ただし、ここで注意してほしいのは強調される部分が変わる、ということです。

 

 「日本で」が強調されていたら、「世界で」「韓国で」とか…

 

 

何が強調されていたかを理解し、自分で後半の問題を作り上げる

 

このことに注意して、ですが問題を聞き分けましょう。

 

 

 

 

さらに!!!!

 

強調される部分の直前には「タメ」があります。

 

これも問題文を読むうえで自然に出てきてしまうものです。

 

 

 

分かりやすくすると、

 

「日本でー、1番高い山は富士山ですが、2番目に高い山は何でしょう?」 

 

こんな感じです。

 

 

アクセントを聞くより結構難しいですが、知っていると良い技です。

 

 

 

 

そしてさらに!!!!!

 

「ですが問題」は問題の予測がしやすいので、勝負をかけやすい問題です。

 

どんな問題が読まれたか関わらずに、ですが問題特有のアクセントやタメが聞こえたらとりあえず押すのも1つの手です。

 

シンキングタイムの5秒間にめちゃくちゃ考えることで答えにたどり着けるかもしれません。

(だけどめちゃくちゃ危険。勝負をかけるときだけにしよう!)

 

 

 

 

 

 

 並べるのは2つだけじゃない

 

 今まで、2つを並べるですが問題(俗に、2パラと言われています)を解説しましたが、じつは3つ並べるですが問題、3パラという問題もあります。

 

 

このような問題のことです。

 

「世界で最も高い山はエベレスト、2番目に高い山はK2ですが、3番目に高い山は何でしょう?」

答え:カンチェンジュンガ

 

 

2パラと3パラの問題を聞き分ける技術も必要になってきます。 

 

ここでも、「どこが強調されているか」が重要になります。

 

 

 

まず、先ほどの3パラを2パラのように読んでみましょう。

 

「世界で最も高い山はエベレスト、2番目に高い山はK2ですが、3番目に高い山は何でしょう?」

 

 

声に出して読んだら分かります。結構うるさくてうざい文章になってしまいます。

 

じゃあどんな風に読めば自然になるか、というと…

 

 

 

「世界で最も高い山はエベレスト、2番目に高い山はK2ですが、3番目に高い山は何でしょう?」

 

このようになります。

(「2番目に」もそれほど強くないアクセントになります)

 

さらに、3パラの問題は2パラの問題より比較的長いので、初めの方は少し早く読まれます。

 

 

 

 

比べてみると、

 

「世界で最も高い山はエベレスト、2番目に高い山はは何でしょう?」

 

「世界で最も高い山はエベレスト、2番目に高い山はK2ですが、3番目に高い山は何でしょう?」

 

 

 

 

こんな風に、2パラだと最初は強調されて、3パラだと最初は強調されません。

 

これが2パラと3パラの違いです。

 

さあ、これで皆さんも「世界で最も高い山は/」だけで2パラか3パラかを聞き分けることができます。

 

 

 

 

まとめ

 

  • ですが問題は、関連した2つの話題を並べている
  • 前後で変わる部分が強調されている
  • 強調されている部分を聞き分けることで、全部を聞かなくても後半の内容がわかる
  • 予測しやすいので勝負をかけやすい
  • 作りやすいし勉強しやすい問題の型である
  • 3パラもあるよ

 

 

 

 これで 競技クイズを解説したい #2 ですが問題編 を終わります

 

ありがとうございました。